Unityで作る「シューティングゲーム」Vol.13

Unityで作る「シューティングゲーム」Vol.13

Unityで作る「シューティングゲーム」。
前回はスコアを表示するUIを作成しました。
これでスコアが加算されて表示される仕組みができましたね。
この流れで今回はプレイヤーの「ヒットポイント」を表示させる仕組みを作ってみます。

1,UIテキストの準備

前回同様、まずはHPを表示させる素材を準備します。
スコアテキストと同じように 1 から作ってもいいのですが、せっかく前回作った素材があるので、それを複製してしまいましょう。

①前回作成した「Score_Text」を右クリック、「Duplicate」を選択して複製します。
「Score_Text」はCanvas の中にありますよ。

Unityで作る「シューティングゲーム」Vol.13

②同じ場所に「HP_Text(2)」という複製が生成されます。
ファイル名を「HP_Text」と名前を変更しておきます。

Unityで作る「シューティングゲーム」Vol.13

③ほとんど変更なしですが、PosX の値を「-300」に変更します。

Unityで作る「シューティングゲーム」Vol.13

④同様にText を「HP:99」と変更します。
この値はスタート直後にプログラミングによって変更します。
現段階では大きさを確認するためだけに使用します。

Unityで作る「シューティングゲーム」Vol.13

現段階では下のように表示されます。

Unityで作る「シューティングゲーム」Vol.13

2,UIをコントロールするプログラムの作成

ここからは「HP」、及び「HPテキスト」を管理するプログラムを作っていきます。
[PlayerController.cs] をひらいて、以下のコードを追加、改造します。

❶ まずは 上で作成した HPを表すUIテキストを操作するための 変数:「HPText」を作ります。
Playerの Inspector からセットしたいので[SerializeField] を指定します。

❷ Start関数では宣言した 変数:HPText に文字列を渡しています。
変数:hp はint型の数字なので、ToString()関数で文字列に変換しています。
頭に”HP:”という言葉をつけて「+」で結合して、それを「変数:HPText」に代入しているというわけですね。

続いて関数を一つ作成します。
今まで敵の攻撃を受けたとき、隕石に衝突したとき、それぞれにHPを減算させるコードを記述していました。
今回は、一つの関数にしてしまいましょう。

❸ SubHP(int h) として、ダメージを整数型の引数:h として受けとっています。
hp -= h;
 で、今のHPから受け取った引数:h の分だけ引き算しています。
HPText.text = “HP:” + hp.ToString();  
 はスタート関数で指定したものと同じですね。
if (hp <= 0) Destroy();
 HPが0になったとき Destroy 関数を発動する役目も、ここで引き受けます。

後は関数を使うだけです。
すでに記述済みのイベント関数、OnTriggerEnter2D、OnCollisionEnter2D、それぞれの中身を修正していきましょう。

❹ OnTriggerEnter2D 
では敵の攻撃、もしくはデブリに当たった時のダメージを指定しています。
❸で作成した関数の引数に 1 を渡して、HPを 1 減らします。
記述済みの HPを減らすコード、HPが0になった時にDestroy関数を発動するコードは削除します。

❺ OnCollisionEnter2D ではいん石に衝突したときのダメージでしたね。
SubHP(int h) に 2 を渡してHPを2ずつ減算しています。
❹ と同じように、重複してしまう2つのコードは削除しましょう。

[SerializeField] Text HPText; //❶HPテキスト

void Start()
{
    shot_speed = 800;                            //記述済み
    playerRb2d = GetComponent<Rigidbody2D>();    //記述済み
    transform.position = new Vector3(0, -5, 0);  //記述済み
    hp = 10;                                     //記述済み
    HPText.text = "HP:" + hp.ToString();         //❷HPテキスト更新
}

void SubHP(int h)        //❸ダメージ時の処理
{ 
    hp -= h;                              //HP減算
    HPText.text = "HP:" + hp.ToString();  //HPテキスト更新 
    if (hp <= 0)                          //HPが0を下回ったら
    {
        Destroy();                        //Destroy()関数発動
     }
}

void OnTriggerEnter2D(Collider2D collision)   //❹
{
    if(collision.tag== "Enemy") 
    {
        SubHP(1); //HPを1減らす
    }
}

void OnCollisionEnter2D(Collision2D collision) //❺
{
    if (collision.gameObject.tag == "Asteroid") 
    {
        SubHP(2);                             //HPを2減らす
        collision.gameObject.GetComponent<Asteroid>().DestroyAsteroid();//記述済み 
    }
}

これで今回の処理は完成です。
今回は前回の復習でした。ちょっと物足りなかったかもしれませんが、また次回ご期待ください!

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