このブログは「ファイブボックス一分間Unity講座」の補足説明となる記事です。主にUnityに初めて触れる方や初心者向けの講座になります。
またUnityで自由に使いこなせるようになっている方にとっても、ちょっとお役に立つ情報を掲載していますので、もしよければご参照ください。
今回スクリプトファイルのテンプレートを修正して、オリジナルテンプレートを作る方法をご紹介いたします。
一分間Unity講座 3Dオブジェクトのジャンプ Step1 のショート動画です。ご興味がございましたら、こちらの動画もご参照ください!
デフォルトエディタの確認
Unityでスクリプトファイルを作成し、エディタで立ち上げると以下のような状態になっていると思います。
7行目のコメント
//Start is called before the first frame update
意味:Start()関数は、最初の Update()関数のフレームの直前に呼び出される
13行目の
// Update is called once per frame
意味:Update()関数はFrameごとに1回呼び出される
慣れてしまえばこのコメントは邪魔ですよね。今回はコメントの削除、または毎回使用するイベント関数などの追加の方法をご紹介します。
templateの変更
ファイルの確認
templateは次のディレクトリに配置されています。
■Windowsの場合
C:\Program Files\Unity\Hub\Editor\{エディタバージョン}\Editor\Data\Resources\ScriptTemplates
■Macの場合
/Applications/Unity/Editor/Data/Resources/ScriptTemplates
(5.2.1f1 以降): /Applications/Unity/Unity.app/Contents/Resources/ScriptTemplates
このフォルダの中に複数のtemplateが格納されています
通常使用するスクリプトエディタは次のものになると思います。
「81-C# Script-NewBehaviourScript.cs.txt」
このファイルを開いて中身を確認してみると、次のように上で確認したコメントが記載されているのを確認することができると思います。
これを削除して保存をすると、下の様に権限がないとの警告が表示されます。
ファイルの変更
ファイルを変更するには、Plogram Filesフォルダに対する編集権限が必要になります。権限を与える方法もありますが、「Adminstrator」のアカウントでログインするのがいいでしょう。
Adminstratorアカウントでログインして、上で確認したディレクトリをたどり、以下の様にファイルを編集します。
コメントを日本語にしたい場合は、そのように編集してください。また必ず使用するイベント関数(Awake()、OnCollisitonEnter() など)があれば、それを追加するのもいいと思います。
編集後は上書き保存をしておきましょう。
スクリプトファイルの確認
変更後、アカウントを通常使用するアカウントに切替えて、Unityエディタからスクリプトファイルを新規で作ってみましょう。
今度は下のスクリプトファイルの様に、コメントのないスクリプトファイルが表示されました。
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